第5世代移動通信システム「5G」は、早ければ年末からわが国では開始され、本格的に始動するのは2020年からです。
現在、その利便性ばかりを伝えているので、バラ色の未来を思い描いている人が多いと思います。その反面、「我々はモルモットではない!」と、「5G」の導入をしないことを決定した国もあります。
「5G」に関する議論は、「人体に影響がない程度なので問題ない」とか「基準値以下なので全く問題ない」などの賛成派もいれば、反対派は動物や昆虫がバタバタと死んでいる様子や、アメリカの消防署の両脇に携帯基地局が立ったことによって、消防士の不眠や記憶障害や意識障害などの、実際の被害を中心に説明したりしています。
しかしそれらの議論の前に「ちょっと待った!」と私は言いたいのです。第3~4世代移動通信システムにおいて、すでに電磁波過敏症になった人たちがいることを忘れているからです。
全国規模の統計に基づいての発表ではありません。あくまでも当院に来院されたお客様へのカウンセリングした結果ですが、その殆どが、第3~4世代移動通信システムにおいて既に電磁波過敏症を発症しています。
電磁波過敏症からくる自律神経失調症の症状例
電磁波過敏症を発症した方々を調べてみますと、間違いなくスマホが原因で自律神経を乱しています。自律神経を乱すと、様々な症状が起きてきます。例えば、
・熱っぽさ、だるさ
・倦怠感
・寝つきが悪い、朝起きるのがつらい
・食欲不振
・ふらつきがある
・めまい、偏頭痛、立ちくらみ
・耳鳴り
・目の疲れ
・手足のしびれ、手足の冷え
・息切れ、動悸・筋肉痛、肩こり、腰痛
・じんましん、かゆみ、汗をかきやすい
・便秘、あるいは下痢をしやすい、お腹が張る
・慢性胃炎、腹部膨満感、吐き気
・頻尿、残尿感
・月経前の不調、月経痛
・イライラする
・何もやる気が起きない
・気持ちが沈むことが続く
・集中力の低下、記憶力の低下
・不安な気持ちになる
・緊張しやすい
・産後のうつ気分
これらの症状が単独で起こる場合よりも複合的に起こる場合の方が圧倒的に多いです。自立神経専門院として、自律神経を乱す原因を長年探ってきました。
これまでの原因には、人間関係のストレス、ホルモンバランスの乱れ、気候、睡眠不足、不規則な生活などが考えられてきました。これらの原因だったならば、病院で処方される治療薬が効いていたのです。
しかし、原因が電磁波だと、治療薬を飲んでも効き目がありません。ですから、病院では、「原因不明のめまい」「原因不明の耳鳴り」「原因不明の頭痛」などと診断される場合が多いのです。
このような原因不明の〇〇〇と診断された方は、相当な人数になると思っています。そして、急激に増えているのが実態だと思います。
5Gに移行したら、どのような症状が増えてしまうのか
第3~4世代移動通信システムにおいて既に電磁波過敏症を発症しているのにもかかわらず、第5世代移動通信システム「5G」の議論をするのは、非常にナンセンスです。
もし第3~4世代移動通信システムで自律神経を乱した方々の調査をしないうちに第5世代移動通信システム「5G」に移行したならば、第3~4世代移動通信システムで自律神経を乱した方々が更に症状が酷くなる可能性。今は発症していない予備軍の人が一気に発症する可能性があります。
そのような事態にならないためにも、各自で電磁波対策をしておくのが得策だと思います。